判決は、「唯一の親権者である母親としての自覚が感じられない」と指摘した一方、「(共謀の夫に)逆らえば追い出されて子供たちと路頭に迷うと考えたことはある程度同情の余地がある」などとした。
判決後の記者会見で、60代の男性裁判員は美由紀被告について「法廷でのやりとりを見て、『反論しない人』という印象を受けた。人の言いなりになるのではなく、今後は強い母親として生きてほしい」と話した。
判決によると、大塚被告は再婚した夫の竜受刑者(35)=懲役9年6月確定=と共謀。2007年7月13日、兵庫県小野市の自宅で長男颯太ちゃんの両手足をロープで縛り、プラスチック製の衣装ケースに閉じ込め、熱中症で死亡させた。その後、颯太ちゃんの遺体をビニール袋に包んで冷蔵庫に隠した。
【関連ニュース】
・ 【特集】裁判員制度
・ 殺人否認の被告、3月に公判=裁判員裁判で初
・ 無期求刑の男に懲役20年=裁判員、結審日判決「もう少し時間を」
・ 「気負わず、職責全う」=白木新判事が就任会見
・ 裁判長「実刑意見あった」と説諭=猶予判決、評議に言及
・ 11年前にも男性殺害か=経営者強殺事件の被告ら−3人再逮捕へ・宮城県警(時事通信)
・ 怒声飛び交うゲーム賭博店の緊迫手入れ(産経新聞)
・ 「裏献金」翌営業日に入金=同額を小沢氏団体口座へ−石川容疑者、土地購入に使用(時事通信)
・ <石川議員逮捕>通常国会目前の激震(毎日新聞)
・ 普天間の下地島移設、宮古島市議会が反対意見書(読売新聞)