2010年01月22日

阪神大震災 「中越」被災者が交流 山桜の箸贈る(毎日新聞)

 阪神大震災の発生から、17日で丸15年。新潟県中越地震(04年10月)の震源地に近い同県川口町木沢の阿部和雄さん(59)は、被災地同士の交流を続けている阪神大震災の被災者へ、集落に自生する山桜の枝を使った手作りの箸(はし)を贈る。「この箸を使って、自然豊かな木沢を思い出してほしい」との手紙を添えて。素朴な工芸品が、交流の橋渡し役を担う。

 阿部さんは当初、15日に兵庫県西宮市で開かれた復興住宅の住民との交流会に参加する予定で、手作りの箸は手土産のつもりだった。カッターナイフで枝の先端を細く削り出す。手で持つ部分はあめ色をした山桜の皮がつややかに光る。6人で出発した14日、新潟県は大雪に見舞われ、「無理をして心配させてもいけない」と取りやめた。

 「積雪は3メートル以上。木沢でこれだけの雪が降るのは、あのとき以来」。中越地震直後の冬も、木沢は豪雪に見舞われ、高齢化が進む住民を悩ませた。避難所暮らしを終え、壊れたままの自宅へ戻ったころと同じ景色が、苦しかったころを思い出させる。「夜を迎えると『また地震が来るんじゃないか』と心細くなって」。大規模半壊とされた自宅を修理する傍らで、87歳の父を病気で亡くした。「被災後2年間は、つらい時期が続いた」と振り返る。

 西宮市を初めて訪ねたのは2年前。両被災地の救援にかかわったボランティア団体の仲介だった。被災者同士が経験を語り合うなかで、落ち着きを取り戻した。互いに訪問し合う交流会は3回を数え、電話や手紙で親交を深めている。

 17日、木沢では無病息災を願う小正月の行事「塞(さい)の神」がある。阿部さんは「木沢も西宮の皆さんも、健康で再会できますように」と祈るつもりだ。山桜が花を咲かせるころ、「西宮を訪ねたい」と春を待ちわびる。【五十嵐和大】

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2010年01月21日

小沢氏側、聴取応諾を回答=特捜部と日程調整−規正法違反事件(時事通信)

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、小沢氏側が東京地検特捜部に対し、任意の事情聴取に応じる意向を伝えたことが19日、関係者の話で分かった。弁護士を通じて同日回答し、日程調整に入ったとみられる。早ければ今週後半にも、聴取が実現する可能性が出てきた。
 事情聴取で特捜部は、陸山会の土地購入に充てられた4億円の原資や、政治資金収支報告書への虚偽記載の認識などについて、小沢氏に説明を求めるとみられる。 

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<自民党>青木氏が出馬表明 高齢批判に反論(毎日新聞)

 自民党の青木幹雄前参院議員会長(75)は18日、松江市で記者会見し、夏の参院選島根選挙区から5選を目指して立候補する意向を表明した。同党は参院選比例代表候補の「70歳定年」を定めるが、選挙区に定年はなく、執行部は近く青木氏を公認する。ただ、党内では衆院選の敗北を機に世代交代を求める声が出ており、山崎拓前副総裁(73)ら、比例代表で公認問題の決着が長引けば、党執行部批判が強まる可能性もある。【中田卓二、細谷拓海】

 青木氏の立候補は既定路線だったが、これまで進退を明らかにしていなかった。この日、党島根県連の選対委員会の推薦を受けて表明したのは、立候補に批判的な河野太郎国際局長らの世代交代論をかわす思惑もあるとみられている。

 会見で青木氏は「選挙区には70歳定年制はない。島根県は高齢県なので、私が第一線の中央政界で活躍すると、たくさんのお年寄りにも勇気をもたらすことになる」と高齢批判に反論した。自民党は07年に島根選挙区で議席を失っており、「どんなことがあってもこの1議席を守る」と決意を語った。

 青木氏は故竹下登元首相の秘書から島根県議を経て86年参院選で初当選。官房長官、党参院幹事長、党参院議員会長などを歴任し、与党時代には「参院のドン」と呼ばれた。

 青木氏を公認する一方で執行部は、衆院選で敗れた山崎氏や保岡興治元法相(70)の参院選比例代表へのくら替えは認めない方針だ。山崎氏が求めていた18日までに結論は出せず、宙に浮いた状態が続いている。

 青木氏と近く、比例代表での立候補に意欲を示す片山虎之助元総務相(74)の処遇も焦点だ。片山氏を70歳定年制の例外として比例代表で公認すれば、山崎氏との違いは説明しにくくなる。このため妥協策として片山氏に地元・岡山選挙区で再挑戦を促す案も浮上するが、同氏は比例代表にこだわる姿勢を変えていない。

 煮え切らない谷垣禎一総裁に対し小泉純一郎元首相は12日、「困ったときは原則に返れ。はっと目が覚めるような例外なら例外もあるだろう」と助言した。執行部は24日の党大会までに公認問題を決着させる考えだ。

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